監修:
名古屋大学医学部附属病院 血液内科 講師
島田 和之(しまだ かずゆき)先生
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫は、略称を DLBCL といい、血液のがんの一種です。
DLBCLは悪性リンパ腫のなかで最も多いタイプで、全悪性リンパ腫の3~4割を占めており、女性より男性にやや多く発症します。近年は新しい治療薬により経過が良くなっています。
DLBCLは、がん細胞の性質によって複数のタイプがあり、またリンパ節だけでなく全身のさまざまな臓器から発症することがあります。細胞のタイプや発症部位によって症状や病気の経過、薬の効き方はさまざまで、治療法が異なることがありますので、ご自身の治療については主治医とよく相談しましょう。本コンテンツでは、最も多いリンパ節から発症した場合を中心に説明します。
日本血液学会 編:造血器腫瘍診療ガイドライン 2023年版,2023
「第Ⅱ章リンパ腫 Ⅱリンパ腫 5びまん性大細胞型B細胞リンパ腫」