りんぱしゅ通信

リンパ腫と向き合うすべての人へ 治療のこと、暮らしのこと、これからのこと。

な行

ナチュラルキラー細胞(NK細胞)

リンパ球の一種で、細菌やウイルスなどの異物から体を守る免疫機能に重要な役割を果たす細胞です。加齢や病気、その治療などによってナチュラルキラー細胞の数が減少すると、免疫力の低下につながります。

難治性なんちせい

治療を行っても、病気が非常に治りにくい状態のことです。全身にがんが転移していたり、がん細胞が抗がん剤による化学療法に抵抗性を示したりする場合に難治性とよばれます。

二次発がん

抗がん剤や放射線による治療の影響により、現在発生しているがん以外に、新たに別のがんが発生することをいいます。

乳酸脱水素酵素(LDH)

血液検査の項目のひとつで、リンパ腫で高値を示すことがあります。糖からエネルギーを産生するときに必要な酵素こうそ(タンパク質の一種)で、がん細胞以外にも肝臓、赤血球、筋肉などに多く含まれるため、これらの細胞の傷害によっても高値を示すことがあります。乳酸デヒドロゲナーゼ(lactate dehydrogenase)ともよばれます。

尿毒症にょうどくしょう

腎臓の機能が低下し、本来は尿中に排泄されるべき尿素などの老廃物(尿毒素)が血液中にたまったり、ホルモンバランスが崩れたりすることによって起こる中毒症状です。嘔吐、頭痛、むくみ、意識障害などの症状がみられます。

脳脊髄液のうせきずいえき検査

がん細胞が脳や脊髄などの中枢神経に入り込んでいないかを調べる検査です。頭蓋骨の内側にあり、脳と脊髄を保護する脳脊髄液(髄液)を採取して、液圧や含まれている成分を調べます。

用語集索引

リンパ腫に関する用語をわかりやすく解説しています。

自己負担をさらに軽くするしくみ

多数回該当や世帯合算などの条件により自己負担の上限額が軽減される場合についてご紹介します。

先生への質問リスト

質問しておきたいことについて、事前にメモを用意して質問リストをつくって持っていきましょう。

療養生活のサポート

リンパ腫の治療には、入院治療、通院治療があります。
ご本人が安心して治療を受けられるよう、ご家族のかたのサポートが重要です。

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ご家族のかたへ

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監修:
公益財団法人慈愛会 今村総合病院 名誉院長 兼 臨床研究センター長、HTLV-1研究センター長
宇都宮 與(うつのみや  あたえ)先生

大切な人がリンパ腫と診断されたら、ご本人だけでなく、ご家族のかたにも大きな影響を与えます。悲しみや不安を抱えるなか、さまざまな決断をしたり、初めて経験する多くの変化に対処していかなければなりません。今後の療養生活や、ご本人を支えていくうえで重要なポイントを知っておきましょう。